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防錆剤
2016/11/08

さび止め剤の使用検討時における注意事項とは

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塗布対象物、環境や外的条件、防錆期間等に応じた要望と制約が生じます目的に応じたさ び止め油を選ぶには以下の1~5の検討が必要です。

 

1.基本項目

 目的:製造時の一時さび止め(短期)か出荷時の最終さび止めか(中長期)

 期間:短期間か長期間か

 完成度:1点の錆も許せないか

 

2.塗布すべき対象物の状態

 種類:材質または組成、非金属部品 (ゴム、プラスチック等)の組込みの 有無等

 対象面:表面の性質、仕上げ精度、水分および指紋付着の有無等

 構造の複雑さおよび大きさ

 

3.暴露条件

 保管場所の環境、屋内屋外の別、特殊ガス接触の有無

 被覆破損の可能性

 

4.さび止め以外の必要な条件

 潤滑性

 乾燥性の程度

 水置換性

 指紋除去性

 塗布量

 供給安定性、価格、サービスなど

 

5.さび止め剤を使用するにあたり全体に共通する必須条件とは、

 浸漬、ハケ塗り、スプレ-のいずれの方法によって容易に通用できるような 性質および構造のものであること。

 石油溶剤、塩素化物溶剤、アルカリ液などでたやすく落ちるということ。

 対象物を傷付けたり機能を損なったりしないということであります。

 

上記の事項の調査結果とさび止め剤の性質の対比により選定することになります。